やっぱりチラシの裏
みなさん、こんばんは。
東映以外映画祭
ぺいぞうです。
映画見た順
ワールド・ウォーZ
ゾンビだらけになった世界で対策を求めて戦うブラッド・ピットの映画。
元の小説では世界各地を巡ってゾンビと戦っていた人々にインタビューするみたいな話ですが、映画は設定からほぼ別物になっており現在進行形でゾンビとバトっておるので世界も各地巡っている暇は無い。
元国連職員のブラピが状況が切迫したため、現場復帰を要請される。
ゾンビが増え続ける原因を突き止め、反撃の糸口を探して韓国へ行く。
と、まぁ、そんな訳ですが、ブラピが行く先々でゾンビの襲撃を受けて被害拡大している気がしないでもない。
各地での襲撃の最中にも細かく伏線が張られておるものの、あからさまな気がしないでもない。
面白くはあるのだが、結論からすれば危機から世界を救う系ハリウッド映画の枠からは出てい無い。
映画としては多分正解なんだろうけど、元の小説を考えると「どうしてこうなった」感はある。
パシフィック・リム
俺たちの綾波レイがこんな不細工なはずは無い!と思ったがそれはマグネロボであり、運用は忍者ウォリアーズだった。
SFのロボットアクションとして考えれば面白いと思うんですが、不思議と何も残って無いという印象です。
映像としては面白く、各キャラも立っているのに微妙に感じるのは不思議です。
ある意味「整い過ぎている」のかもしれ無い。
ペイチェック 消された記憶
他社の技術をリバースエンジニアリングしてパクり、新商品を作るという非合法な仕事をするマイケル。
彼は学生時代の友人・ジミーからの依頼である極秘の仕事をこなし、そのため3年間の記憶を消された。
報酬はジミーの会社の株券であり、時価総額にして9200万ドルにもなった。
マイケルは仕事を終え報酬を受け取るため法律事務所へ行くが株券は4週間前に放棄されており、挙句自分の手元に残ったのは謎のガラクタ19個が入った封筒。不可解な事だらけのまま彼はFBIに逮捕されてしまう。後輩を庇い全ての責任を負った三浦に対し車の主、暴力団員谷岡に言い渡した示談の条件とは…?
しかし、ガラクタの中身が脱出に役に立つ。マイケルは疑いながらも逃げ続けつつ、封筒の中身にヒントを見出し、自分が一体何を作ったのかを探っていく。
一言で済ますと「トータル・リコール」のパクリであるものの、途中まで本当に全くわからない意味不明なガラクタ、次々と役に立っていくガラクタに面白さを感じておりました。
また、監督がジョン・ウーなのでアクションも派手で爆発もあり、見事なエンターテインメントでした。
一介の技術者なので、という理由であまり追跡者を殺さないというのはわかるのだが、謎の棒術を体得しているのはスルー。
むしろジョン・ウーの映画だから、というアイデンティティーがそこにあるのかも知れない。
ローンレンジャー
元は1933年のラジオ番組であり、その後コミック化、テレビドラマ化、そして何度も映画化したアメリカン古典作品。
「白人嘘つき、インディアン嘘つか無い」の元ネタ。
そして、最新作はデップのハズした映画。
ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)ノミネート、最低前日譚・リメイク・盗作・続編賞を受賞した。
映画自体はそれなり。まぁ、同じ2時間過ごすなら他にもっといい映画あるよね!って言われる程度。
ストーリーはローンレンジャーの誕生する話であるため、ローンレンジャーは本当に役に立って無い。
足を引っ張るためにいるのか、というくらい役立たずで見てて腹立たしい。
色々と突っ込み所がありすぎて、気になる人は突っ込み疲れで死ぬんじゃないでしょうか。
でもまぁ、2013年にコマンドーを作る必要性はあるんでしょうかね。
ゾディアック
原作はロバート・グレイスミスのノンフィクション小説。
1960年代後半に実際にあった未解決事件をモデルにした2007年の映画。
サスペンスとしてはテンポが悪いし、重点は人間ドラマに置かれている。
カリフォルニア州バレーホで若い男女が銃殺される事件があった。
一ヶ月後、報道機関に「ゾディアック」と名乗る犯人から暗号付きの手紙を送りつけられ、さらに殺人が起きる。
事件の発生から主人公たるグレイスミスが動きだすまで実に4年間。
その間、多数の偽物からの手紙や自分こそゾディアックと名乗り出る人々に撹乱され警察の捜査は空振りばかり。
主人公のグレイスミスは元々は新聞に風刺画を描く「漫画家」であり、事件を追う理由はあまりない。
そのせいで、周囲の理解は全く得られない。
警察は疲弊し担当の刑事は外され、グレイスミスは妻と家族に逃げられる。
彼の推理と集めた証拠は状況証拠にしかならず、犯人を突き止めても事件はお蔵入り。
なんとも踏んだり蹴ったりの映画である。
まぁ、ノンフィクション小説で一発当てたんだしいいんだろうな。
一応、家族とよりを戻したみたいだし。
アイ,ロボット
アイザック・アシモフの「われはロボット」の映画化と言っておきながら実は「鋼鉄都市」という謎。
しかも内容は脚本家のオリジナル作品「ハードワイヤー」だそうで、もう何が何だか。
結論から言えば「やっぱ人間ってクソだな!」という結論に達するしかない論理思考の結末で、古典オブ古典。
言ってしまえば今更古典をやるのにこのくらい手を突っ込まないといかんよな、という事なんでしょう。
日本で言えば「うる星やつら ビューティフルドリーマー」みたいなものか。オリジナルだと売れないから他人の褌で相撲をとっていくスタイルは洋の東西を問わず、というか。
ビューティフルナイトメアとは出来が違う点についてはゴニョゴニョ。
さすがに21世紀の映画だけあってSF描写は素晴らしいですね。
ロボコップの「モニターがブラウン管」みたいな事はありませんし、初期の超人ロックに出てくるロボットが完全に箱みたいなダサさは皆無。
その分、不気味の谷の深さは結構なものだった。
むしろそれを逆手にとった話ではあるので、ここまでの描写が出来るようになったのはやはり良い事なんでしょう。
13F
1999年の映画。タイトルからホラー的なイメージがありますが、SFのサスペンスです。
バーチャルリアリティを研究する会社の社長であるフラーが何者かに路上で殺された。その容疑者は同僚であるダグラス。
しかしダグラスにはその時の記憶が無い……彼は自らの潔白と証明するため、そして事件の真相を求めバーチャルリアリティの世界へと踏み込む。
ヴァーチャルとリアルを行き来するネタはマトリックスと同じ。
事件が中々進展しねぇと思えば、結構な超展開と結末。
中々面白かったのだが、面白くなるまでが長い…。また、後半の流れからのオチも予想の範疇だった。まぁ、伏線と言えば伏線なんだろうけど、いきなりすぎる。
あと、ヒロインがはすっぱな時の方が良かった。
ゼロ・グラビティ
ハッブル宇宙望遠鏡の修理作業のため、宇宙空間で作業をしていたスペースシャトル・エクスプローラー号の乗組員。
その時ロシアが自国の衛星をミサイルで破壊した。
本来なら彼らの作業には影響はなかったはずが、スペースデブリは次々と他の衛星を破壊し、新たなデブリがエクスプローラー号をも破壊する。
作業中だった彼らは宇宙に放り出されながらもなんとか生還しようと奮闘する。
宇宙空間がいかに危険な場所であるかをこれでもかと思い知らせる映画です。
そして人間があまりにもちっぽけな存在であるかを知らされる。
アポロ13
NASAのアポロ計画・アポロ13号の失敗と生還を描いた映画。
原作は13号の船長だったジム・ラヴェルによる著作。
CSI:NYのマック・テイラー役のゲイリー・シニーズが出演している。
1995年の映画。実に20年前の作品ですが、ロケット発射シーンの剥がれ落ちる氷はCGで、専門学校で見た事もあり私にとっては思い出深い映画です。感動とかは特に無いですけど。
ちなみにオネアミスの翼でのロケット発射シーンは手描きらしい。
計画から発射直前に搭乗員が交代し、不吉な数字からも不安視されながらも出発したアポロ13号は、順調に飛行していく。
しかし、月へ到着まであと1日というところで酸素タンクが爆発する。
減っていく酸素、不足する電力…地上の管制センターでは彼らを生還させるための方策を考える。
ゼロ・グラビティと同様に宇宙の過酷さ映画ですが、油井さんが宇宙にいくから応援企画として放映されてて正直本気かよ、って感じがします。
エイリアンVSプレデター
ゲームじゃなくて映画の方。
謎の熱源を探知した金持ちがその道のエキスパートをかき集めて探索しに南極に行ったら前からエイリアン後ろからプレデターでギャース
どうでしょう。他に語る所がありません。
映画そのものはそれなりに楽しめますが、実のところ見た事すら忘れかけておりました。
パシフィック・リム状態。
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 魔の海
昔のロボットアニメで何故日本ばかり侵略されるのかって言えば日本人が見てるからだよとしか言いようがない設定。
オリンポスの神々が無節操にも人間との間に作った子供(ハーフゴッド)がアメリカで暮らしてて彼らを安全に匿う戦士の訓練所もアメリカにあるしでもう2作目なんだからお前らもういいだろ!楽しめよ!という映画。
パーシー・ジャクソンの弟が登場する。そんな時、戦士の訓練所を守る大木が毒に侵されてしまう。
大木を蘇らせるためには金の毛皮が必要だと言う。訓練所の校長ミスター・Dは金の毛皮探索の旅をアレスの娘クラリサに託す。彼女とは別にパーシー達も旅へと出発する。
色々詰め込んでいる割にはあまり整理されてはおらず、gdgdな印象。
映像はすごいので、それだけに残念。
ラストでは続編を匂わせる終わり方をしているが、正直どうなんでしょう。恐らくは元の小説が結構盛りだくさんなんでしょうけど、それをまとめる技量が無かったのか。
大脱出
日本で放映される時に中盤の大きなネタを容赦なくCMでネタバレした映画。
シュワルツェネッガーとスタローンが共演した割にはあまり話題にならなかった気がするのはやはりコマンドー的何か(エクスペンダブルズとか)を求めていたからか。
脱獄する事で刑務所の穴を見つけるセキュリティ・コンサルタントのレイ・ブリスリンはCIAからの依頼で脱獄不可能と言われる刑務所・通称「墓場」へ入る事になる。だが、レイは突然拉致され外部から孤立させられ入所する事になってしまう。
墓場ではエミル・ロットマイヤーという男が近づいてくる。
2人は脱出不可能と言われる墓場を脱獄するため、着々と調査を始めていく。
キャストは豪華でネタも面白く、娯楽作品としては実に面白い映画です。
テンポも良く無駄が無い。
最後のシュワルツェネッガーにはやられた!
プロフェシー
アメリカで実際に目撃されたモスマンを題材にしたミステリー。
制作に関わった関係者の謎の死が相次いだと言う源平討魔伝みたいな逸話もあるよ。
とはいえ、女神転生やった人間からすると「モスマンwwwww」って感じですが、もはや存在がエクソシストやオーメンにおける悪魔のようなもので「アメリカ人の考えるモンスターは能力一緒かよ」って気にはなりますし、モス的な何かは全く無い。
ワシントンポストの記者ジョンは妻のメアリーと幸福に生活していたが、メアリーが車を運転中に何かを見て事故を起こしてしまう。頭部をガラスに強打したメアリーは入院の後、死ぬ。謎めいた絵とメモを残して。
その2年後、ジョンは取材でリッチモンドへ向かうが、何故かポイントプレザントに行き着いた。
この辺りはアメリカの地理に詳しくないとわからないと思うのですが、日本で言うと「名古屋に行こうとして東名高速を走っていたら新潟にいた」って感じかと思います。
そしてジョンはポイントプレザントでモスマンを追うが、彼自らも事件に巻き込まれていく。
恐らく上に書いた中ではトップクラスに面白い映画です。個人的な趣味ですけどね。
最初はミステリー風味ですが途中からぶっちぎりホラー展開ではあるものの、モスマン自身は話し相手になってくれたり予言したりするくらいで特に攻撃的なわけでもないので不思議な感じ。それでいて恐ろしさを感じる。
いやまぁ、なんか村人死んでたりするんだけどね。
手法的には日本のホラーが近く、洋画にありがちな露出癖が無いのがポイント高いです。
それでいて後味の悪くなる終わり方でも無い。
NY心霊捜査官
ラルフ・サーキという実在の人物の手記「エクソシスト・コップ NY心霊事件ファイル」を原作とするクライムホラー映画。
グロいシーンは多目ですので、苦手な人は敬遠推奨。R15+指定。
物語の冒頭はイラクで戦う海兵隊。彼らは謎の遺跡に踏み込み、何かを見つける事になる。
場面は飛んでニューヨーク。NY市警の警察官であるラルフ・サーキはDV被害の通報により現場に行くと、そこにはイラク帰還兵の夫から暴力を受けた女が。旦那を逮捕し、一件落着したかに見えたが、それには別の事件との繋がりがあった。
動物園でライオンの檻に自分の子供を投げ込んだ女、地下室から異様な物音がするようになった家。
次々と起こる怪奇現象をラルフは追い、事件の繋がりを見つけるが…。
映画自体は面白いんですが、全般的に画面が暗くてもうちょっとなんとかして頂きたいなー、というのはありましたが、演出上は仕方ない部分はある。
それにしても悪魔的な何かの源流をとりあえずバビロニアに求めていくスタイルはなんとかならんのだろうか。
パクり元を潰したい気持ちはわかりますが。
プロフェシー、ペイチェック、大脱出がオススメ。
東映以外映画祭
ぺいぞうです。
映画見た順
ワールド・ウォーZ
ゾンビだらけになった世界で対策を求めて戦うブラッド・ピットの映画。
元の小説では世界各地を巡ってゾンビと戦っていた人々にインタビューするみたいな話ですが、映画は設定からほぼ別物になっており現在進行形でゾンビとバトっておるので世界も各地巡っている暇は無い。
元国連職員のブラピが状況が切迫したため、現場復帰を要請される。
ゾンビが増え続ける原因を突き止め、反撃の糸口を探して韓国へ行く。
と、まぁ、そんな訳ですが、ブラピが行く先々でゾンビの襲撃を受けて被害拡大している気がしないでもない。
各地での襲撃の最中にも細かく伏線が張られておるものの、あからさまな気がしないでもない。
面白くはあるのだが、結論からすれば危機から世界を救う系ハリウッド映画の枠からは出てい無い。
映画としては多分正解なんだろうけど、元の小説を考えると「どうしてこうなった」感はある。
パシフィック・リム
俺たちの綾波レイがこんな不細工なはずは無い!と思ったがそれはマグネロボであり、運用は忍者ウォリアーズだった。
SFのロボットアクションとして考えれば面白いと思うんですが、不思議と何も残って無いという印象です。
映像としては面白く、各キャラも立っているのに微妙に感じるのは不思議です。
ある意味「整い過ぎている」のかもしれ無い。
ペイチェック 消された記憶
他社の技術をリバースエンジニアリングしてパクり、新商品を作るという非合法な仕事をするマイケル。
彼は学生時代の友人・ジミーからの依頼である極秘の仕事をこなし、そのため3年間の記憶を消された。
報酬はジミーの会社の株券であり、時価総額にして9200万ドルにもなった。
マイケルは仕事を終え報酬を受け取るため法律事務所へ行くが株券は4週間前に放棄されており、挙句自分の手元に残ったのは謎のガラクタ19個が入った封筒。不可解な事だらけのまま彼はFBIに逮捕されてしまう。後輩を庇い全ての責任を負った三浦に対し車の主、暴力団員谷岡に言い渡した示談の条件とは…?
しかし、ガラクタの中身が脱出に役に立つ。マイケルは疑いながらも逃げ続けつつ、封筒の中身にヒントを見出し、自分が一体何を作ったのかを探っていく。
一言で済ますと「トータル・リコール」のパクリであるものの、途中まで本当に全くわからない意味不明なガラクタ、次々と役に立っていくガラクタに面白さを感じておりました。
また、監督がジョン・ウーなのでアクションも派手で爆発もあり、見事なエンターテインメントでした。
一介の技術者なので、という理由であまり追跡者を殺さないというのはわかるのだが、謎の棒術を体得しているのはスルー。
むしろジョン・ウーの映画だから、というアイデンティティーがそこにあるのかも知れない。
ローンレンジャー
元は1933年のラジオ番組であり、その後コミック化、テレビドラマ化、そして何度も映画化したアメリカン古典作品。
「白人嘘つき、インディアン嘘つか無い」の元ネタ。
そして、最新作はデップのハズした映画。
ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)ノミネート、最低前日譚・リメイク・盗作・続編賞を受賞した。
映画自体はそれなり。まぁ、同じ2時間過ごすなら他にもっといい映画あるよね!って言われる程度。
ストーリーはローンレンジャーの誕生する話であるため、ローンレンジャーは本当に役に立って無い。
足を引っ張るためにいるのか、というくらい役立たずで見てて腹立たしい。
色々と突っ込み所がありすぎて、気になる人は突っ込み疲れで死ぬんじゃないでしょうか。
でもまぁ、2013年にコマンドーを作る必要性はあるんでしょうかね。
ゾディアック
原作はロバート・グレイスミスのノンフィクション小説。
1960年代後半に実際にあった未解決事件をモデルにした2007年の映画。
サスペンスとしてはテンポが悪いし、重点は人間ドラマに置かれている。
カリフォルニア州バレーホで若い男女が銃殺される事件があった。
一ヶ月後、報道機関に「ゾディアック」と名乗る犯人から暗号付きの手紙を送りつけられ、さらに殺人が起きる。
事件の発生から主人公たるグレイスミスが動きだすまで実に4年間。
その間、多数の偽物からの手紙や自分こそゾディアックと名乗り出る人々に撹乱され警察の捜査は空振りばかり。
主人公のグレイスミスは元々は新聞に風刺画を描く「漫画家」であり、事件を追う理由はあまりない。
そのせいで、周囲の理解は全く得られない。
警察は疲弊し担当の刑事は外され、グレイスミスは妻と家族に逃げられる。
彼の推理と集めた証拠は状況証拠にしかならず、犯人を突き止めても事件はお蔵入り。
なんとも踏んだり蹴ったりの映画である。
まぁ、ノンフィクション小説で一発当てたんだしいいんだろうな。
一応、家族とよりを戻したみたいだし。
アイ,ロボット
アイザック・アシモフの「われはロボット」の映画化と言っておきながら実は「鋼鉄都市」という謎。
しかも内容は脚本家のオリジナル作品「ハードワイヤー」だそうで、もう何が何だか。
結論から言えば「やっぱ人間ってクソだな!」という結論に達するしかない論理思考の結末で、古典オブ古典。
言ってしまえば今更古典をやるのにこのくらい手を突っ込まないといかんよな、という事なんでしょう。
日本で言えば「うる星やつら ビューティフルドリーマー」みたいなものか。オリジナルだと売れないから他人の褌で相撲をとっていくスタイルは洋の東西を問わず、というか。
ビューティフルナイトメアとは出来が違う点についてはゴニョゴニョ。
さすがに21世紀の映画だけあってSF描写は素晴らしいですね。
ロボコップの「モニターがブラウン管」みたいな事はありませんし、初期の超人ロックに出てくるロボットが完全に箱みたいなダサさは皆無。
その分、不気味の谷の深さは結構なものだった。
むしろそれを逆手にとった話ではあるので、ここまでの描写が出来るようになったのはやはり良い事なんでしょう。
13F
1999年の映画。タイトルからホラー的なイメージがありますが、SFのサスペンスです。
バーチャルリアリティを研究する会社の社長であるフラーが何者かに路上で殺された。その容疑者は同僚であるダグラス。
しかしダグラスにはその時の記憶が無い……彼は自らの潔白と証明するため、そして事件の真相を求めバーチャルリアリティの世界へと踏み込む。
ヴァーチャルとリアルを行き来するネタはマトリックスと同じ。
事件が中々進展しねぇと思えば、結構な超展開と結末。
中々面白かったのだが、面白くなるまでが長い…。また、後半の流れからのオチも予想の範疇だった。まぁ、伏線と言えば伏線なんだろうけど、いきなりすぎる。
あと、ヒロインがはすっぱな時の方が良かった。
ゼロ・グラビティ
ハッブル宇宙望遠鏡の修理作業のため、宇宙空間で作業をしていたスペースシャトル・エクスプローラー号の乗組員。
その時ロシアが自国の衛星をミサイルで破壊した。
本来なら彼らの作業には影響はなかったはずが、スペースデブリは次々と他の衛星を破壊し、新たなデブリがエクスプローラー号をも破壊する。
作業中だった彼らは宇宙に放り出されながらもなんとか生還しようと奮闘する。
宇宙空間がいかに危険な場所であるかをこれでもかと思い知らせる映画です。
そして人間があまりにもちっぽけな存在であるかを知らされる。
アポロ13
NASAのアポロ計画・アポロ13号の失敗と生還を描いた映画。
原作は13号の船長だったジム・ラヴェルによる著作。
CSI:NYのマック・テイラー役のゲイリー・シニーズが出演している。
1995年の映画。実に20年前の作品ですが、ロケット発射シーンの剥がれ落ちる氷はCGで、専門学校で見た事もあり私にとっては思い出深い映画です。感動とかは特に無いですけど。
ちなみにオネアミスの翼でのロケット発射シーンは手描きらしい。
計画から発射直前に搭乗員が交代し、不吉な数字からも不安視されながらも出発したアポロ13号は、順調に飛行していく。
しかし、月へ到着まであと1日というところで酸素タンクが爆発する。
減っていく酸素、不足する電力…地上の管制センターでは彼らを生還させるための方策を考える。
ゼロ・グラビティと同様に宇宙の過酷さ映画ですが、油井さんが宇宙にいくから応援企画として放映されてて正直本気かよ、って感じがします。
エイリアンVSプレデター
ゲームじゃなくて映画の方。
謎の熱源を探知した金持ちがその道のエキスパートをかき集めて探索しに南極に行ったら前からエイリアン後ろからプレデターでギャース
どうでしょう。他に語る所がありません。
映画そのものはそれなりに楽しめますが、実のところ見た事すら忘れかけておりました。
パシフィック・リム状態。
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 魔の海
昔のロボットアニメで何故日本ばかり侵略されるのかって言えば日本人が見てるからだよとしか言いようがない設定。
オリンポスの神々が無節操にも人間との間に作った子供(ハーフゴッド)がアメリカで暮らしてて彼らを安全に匿う戦士の訓練所もアメリカにあるしでもう2作目なんだからお前らもういいだろ!楽しめよ!という映画。
パーシー・ジャクソンの弟が登場する。そんな時、戦士の訓練所を守る大木が毒に侵されてしまう。
大木を蘇らせるためには金の毛皮が必要だと言う。訓練所の校長ミスター・Dは金の毛皮探索の旅をアレスの娘クラリサに託す。彼女とは別にパーシー達も旅へと出発する。
色々詰め込んでいる割にはあまり整理されてはおらず、gdgdな印象。
映像はすごいので、それだけに残念。
ラストでは続編を匂わせる終わり方をしているが、正直どうなんでしょう。恐らくは元の小説が結構盛りだくさんなんでしょうけど、それをまとめる技量が無かったのか。
大脱出
日本で放映される時に中盤の大きなネタを容赦なくCMでネタバレした映画。
シュワルツェネッガーとスタローンが共演した割にはあまり話題にならなかった気がするのはやはりコマンドー的何か(エクスペンダブルズとか)を求めていたからか。
脱獄する事で刑務所の穴を見つけるセキュリティ・コンサルタントのレイ・ブリスリンはCIAからの依頼で脱獄不可能と言われる刑務所・通称「墓場」へ入る事になる。だが、レイは突然拉致され外部から孤立させられ入所する事になってしまう。
墓場ではエミル・ロットマイヤーという男が近づいてくる。
2人は脱出不可能と言われる墓場を脱獄するため、着々と調査を始めていく。
キャストは豪華でネタも面白く、娯楽作品としては実に面白い映画です。
テンポも良く無駄が無い。
最後のシュワルツェネッガーにはやられた!
プロフェシー
アメリカで実際に目撃されたモスマンを題材にしたミステリー。
制作に関わった関係者の謎の死が相次いだと言う源平討魔伝みたいな逸話もあるよ。
とはいえ、女神転生やった人間からすると「モスマンwwwww」って感じですが、もはや存在がエクソシストやオーメンにおける悪魔のようなもので「アメリカ人の考えるモンスターは能力一緒かよ」って気にはなりますし、モス的な何かは全く無い。
ワシントンポストの記者ジョンは妻のメアリーと幸福に生活していたが、メアリーが車を運転中に何かを見て事故を起こしてしまう。頭部をガラスに強打したメアリーは入院の後、死ぬ。謎めいた絵とメモを残して。
その2年後、ジョンは取材でリッチモンドへ向かうが、何故かポイントプレザントに行き着いた。
この辺りはアメリカの地理に詳しくないとわからないと思うのですが、日本で言うと「名古屋に行こうとして東名高速を走っていたら新潟にいた」って感じかと思います。
そしてジョンはポイントプレザントでモスマンを追うが、彼自らも事件に巻き込まれていく。
恐らく上に書いた中ではトップクラスに面白い映画です。個人的な趣味ですけどね。
最初はミステリー風味ですが途中からぶっちぎりホラー展開ではあるものの、モスマン自身は話し相手になってくれたり予言したりするくらいで特に攻撃的なわけでもないので不思議な感じ。それでいて恐ろしさを感じる。
いやまぁ、なんか村人死んでたりするんだけどね。
手法的には日本のホラーが近く、洋画にありがちな露出癖が無いのがポイント高いです。
それでいて後味の悪くなる終わり方でも無い。
NY心霊捜査官
ラルフ・サーキという実在の人物の手記「エクソシスト・コップ NY心霊事件ファイル」を原作とするクライムホラー映画。
グロいシーンは多目ですので、苦手な人は敬遠推奨。R15+指定。
物語の冒頭はイラクで戦う海兵隊。彼らは謎の遺跡に踏み込み、何かを見つける事になる。
場面は飛んでニューヨーク。NY市警の警察官であるラルフ・サーキはDV被害の通報により現場に行くと、そこにはイラク帰還兵の夫から暴力を受けた女が。旦那を逮捕し、一件落着したかに見えたが、それには別の事件との繋がりがあった。
動物園でライオンの檻に自分の子供を投げ込んだ女、地下室から異様な物音がするようになった家。
次々と起こる怪奇現象をラルフは追い、事件の繋がりを見つけるが…。
映画自体は面白いんですが、全般的に画面が暗くてもうちょっとなんとかして頂きたいなー、というのはありましたが、演出上は仕方ない部分はある。
それにしても悪魔的な何かの源流をとりあえずバビロニアに求めていくスタイルはなんとかならんのだろうか。
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HN:
ぺいぞう
性別:
男性
自己紹介:
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・雑賀衆/みづほ隊
東海林秋山(陰陽道)
・徳川家/紳士組
プリンス王子(上級軍学)
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